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島戸
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上の画像は2005年9月台風14号がこののどかで平和な村を襲う以前の風景です。
島戸は美郷町(旧西郷村)でも西部に位置し、平家落人伝説の里椎葉村の手前にあります。
写っているダムは古園ダム、川は耳川です。
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今まで経験した事のない大雨で、屋根を叩く雨音が激しく、これほど大きく山が崩れたにもかかわらず、その想像も付かないような轟音さえ聞こえなかったそうです。
翌日村の人から連絡を受け、何を馬鹿なと思いつつ外へ出て、そのありさまに言葉を失ったそうです。
崩れた山には50年という年月を掛け丹誠込めて育てた杉が、出荷の為切り出されるのを待つばかりに準備されていました。
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崩れ落ちてしまったのは、正面に見えている山や対岸の部分ばかりではありません。
実は手前の田んぼの下に山を上り下りする生活道路がありますが、その道路の直ぐ下まで大きく崩れ落ちているのです。
右に見えている古園ダムも上流のダムや山から流れ込んでくる水を必死に放水していたものと思いますが、能力を超えてしまったようです。
道路の上を大量の雨水が濁流となって流れ、更に大きく溢れた川が山裾をえぐった為、支えを失った山が崩れ落ちたものらしいです。
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丹誠込めて育てた杉達が押し流され橋脚に掛かり、更なる水圧を受け丈夫な鉄橋をも押し流してしまいました。
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そして、大量の土砂で下流のダムは埋め尽くされてしまいました。
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崩れ去って無くなってしまったのは杉山ばかりではなく、自分たちが食べる為の僅かな耕作地、水田や畑も無くなってしまいました。
「もう米を作る事が出来ないから、これが田んぼでとれた最後の米よ。」と言って、お土産に貰った時、たとえようのない悲しさでいっぱいになりました。
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左の画像ほぼ中央の杉木立の上にある茶工場。
茶畑は残りましたが下にある山を上り下りする生活道路は大きく陥没し、今も僅かに下がり続けています。
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上の画像は島戸から下りてきた塚原という地区で、写っている川は耳川です。
谷から柱を建てて建築している家がほとんどです。ご覧の通りの状況ですので増水した水に破壊された事は明白ですが、実はそれだけではないのです。
右の道路工事看板のある道路の上を水は流れていたのです。この辺りの住宅や店舗の一階は大量に流れる濁流によりめちゃくちゃに破壊されました。
一階の窓に流木が束になって突き刺さっているのを見た時、その凄まじさに呆然としました。
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又今年も春雨全線が来て梅雨が来て台風も来るでしょう。日向灘沖だけでなく別府や九重を震源とする地震も起きています。
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